AVID 社の DAW システム、プロツールスで使用されるプラグインのフォーマットの形式。「 Avid Audio eXtension 」の略称とされる
プロツールスではそれまで専用 DSP 処理による「 TDM 」とネイティブ処理による「 RTAS 」と呼ばれるプラグインフォーマットが使用されてきたが、2011年に ProTools10 と共に、両者を統合する新フォーマットとしてこの「 AAX 」が発表され、プロツールス11では、AAX のみのサポートで「 TDM 」および「 RTAS 」はサポートされなくなった
なお、AAX フォーマットは DSP プラグインとネイティブ処理プラグインを統合するものではあるが、実体としては AAX-DSP と AAX-Native という2つのフォーマットに分かれており、1つのプラグインが自動的に DSP 処理になったりネイティブ処理になったりするようなものではない
プラグインベンダーによっては AAX-DSP と AAX-Native は別製品として扱う所もある
ただ、DSP 処理とネイティブ処理で CPU の負荷以外は全く同じ結果が得られるような仕組みが提供されるため、音質の差なく環境に合わせて DSP 版/ネイティブ版を選択して使用できるようになる