ドイツのシンセサイザー、MIDI関連機器メーカー。正式名称は「Doepfer Musikelektronik GmbH」。カナ表記は「ドイプファー」が多数派だが「ドエプファー」とされる事もある
創立者であるDieter Doepfer氏はもともと電子工作マガジンである「Elektor magazine」誌のための電子楽器の設計を行っており、これらの製品はElektor magazine誌の工作キットなどの形で販売された。ドイプファー社の製品という形になったのは1990年代に入ってからである
ビンテージな雰囲気のアナログシンセサイザー、MIDI関連のインターフェイスなどと共に現在でもDIYキットなどを販売しており、自作マニアには一目置かれる存在である
また、DIYキットメーカーらしくフルモジュラーシンセサイザーのA-100シリーズは、モジュールの自作に必要な仕様を公開していた事から、このフォームファクターへのサードパーティの参入が活発となり、いわゆる「ユーロラック」モジュラーシンセサイザーというハードウェアシンセサイザー規格のひとつのデファクトスタンダードとなっている