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偏った DTM 用語辞典
ヘイキンリツ 平均律

音階の調律方法の1つであり、1オクターブ中を均等な比率で配分する方法の事を言う。1オクターブ上がると周波数は2倍であるので、12音階であれば半音毎に2の12乗根(=1.05946・・・)倍ずつ周波数が上がる事になる

平均律のメリットは音階のどこを基準点にしても同じ周波数比の和音が作れるため、転調などが容易である事であるが、逆にどの和音でも周波数が単純な整数比ではないため、和音に微妙な濁りが出る

平均律に対して、使用する和音の周波数比が可能な限り単純な整数比になるように調律する方法を「純正律」という。純正律は和音の響きに濁りがない事が特長であるが、想定した音程の組み合わせ以外では極端に響きが悪くなるため転調が困難となる

現代の音楽のほとんどはこの平均律を基にした音階で作られ、楽器のチューニングも特殊な目的以外では平均律で行われる

A=440Hzとした時の平均律、純正律での各音程の周波数は下の表のようになる

平均律 純正律
比率 周波数(Hz) 比率 周波数(Hz)
C 1 1.000 261.6256 1 1.000 264
D 2^(2/12) 1.122 293.6648 9/8 1.125 297
E 2^(4/12) 1.2599 329.6276 5/4 1.25 330
F 2^(5/12) 1.3348 349.2282 4/3 1.333.. 352
G 2^(7/12) 1.498 391.9954 3/2 1.5 396
A 2^(9/12) 1.6818 440.0000 5/3 1.666.. 440
B 2^(11/12) 1.8877 493.8833 15/8 1.875 495
C 2^(12/12) 2.000 523.2511 2 2.00 528
【参照】
純正律
オクターブ
440Hz
Hz
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