シュアー社製のダイナミックマイクの型番。 「ゴッパ」などとも呼ばれる
マイクの中でもっとも有名と思われるマイクである。昔はそれなりに高価だったが、今は一万円程度で手に入るようになった。指向特性はカーディオイドの単一指向特性となっている
ボーカル用として用いられる事が多く、ライブで手荒に扱う時の定番マイクである。落とすなどしても少々の事では壊れないが、球形のウインドスクリーン部は凹みがちである。なお、ウインドスクリーンのみの交換も可能であり、手荒に扱う上では消耗品とも言える
スイッチ付きとスイッチ無しのモデルがある。スイッチ付きはスピーチ用途などで使われるが、意図せず切り替わる事態もあり音楽制作用途ではあまり使われない
スイッチ付きは末尾に「S」が付く。さらに付属品の種類により型番の末尾は幾つかのバリエーションがあるが、スイッチの有無以外は本体は同じものである。末尾のアルファベットで「E」はホルダーのヨーロッパネジ変換(5/8″⇒3/8″)アダプタ付き、「LC」はケーブル無し(Less Cable)をあらわす。またケーブル付きは「CN」となっている
ただしこの末尾アルファベットは仕向け地によって決められていると思われそれほど厳格に運用されているわけでもないようである。日本で良く流通しているのは「SM58-LCE」(スイッチ無し、ケーブル無し、ネジ変換付き)、「SM58-SE」(スイッチ付き、ネジ変換付き、ケーブル無し)