映像技術に関する規格を定めている米国の団体「 Society of Motion Picture and Television Engineers 」の略称。日本語では「米国映画テレビ技術者協会」と表現される。「エスエムピーティーイー」、と読む人もいるし、「シンプテ」あるいは「センプティ」などと短く読む人もいる
音響関係に関わるものとしてはタイムコードの規格、LTC ( Longitudinal Time Code ) が有名であり「 SMPTE タイムコード」とも呼ばれる。文脈にもよるがこのタイムコードを指して単に「 SMPTE 」と呼ぶ場合もある
LTC は映像と音声の同期を取る事を意識したものであり、映像の1コマ(フレーム)が基本の単位となっている。時:分:秒:フレームを表す80ビットの信号で構成され、これを音声として記録できる。テープなどにあらかじめタイムコードを記録してアドレス付けをしておく事でテープの絶対位置を確定する事ができ、複数の機器を同期運転する事ができる
純粋な音声のみの用途で使用される場合は30フレーム/秒(ノンドロップフレーム)で使用される事が多いが、映像との同期を行う場合は映像側がNTSCの場合29.97フレーム/秒であるのでフレームを間引いたドロップフレームで使用される
「 MIDI タイムコード (MTC)」は MIDI 信号としてタイムコードを送る規格であるが、情報の内容は SMPTE タイムコードと同様のものが使用される
【リンク】
⇒ https://www.smpte.org/
⇒ https://www.smpte.org/
