「Linux Audio Developers Simple Plugin API」の略で、Linuxで使用されるオーディオプラグインの規格である。読み方は「ラドスパ」と読む人が多いと思われる。また、VSTとVSTiの関係と同様に、LADSPAをソフトシンセに対応させた規格は「DSSI(デジィ)」と呼ばれる
LADSPAの最新版はLADSPA Version2となっており、これは省略されてLV2と呼ばれる事が多い
LADSPAのプラグインはLinux用である事もあり、ソースコードが公開されているものが多いが絶対数や平均的な品質においてはVSTほどには充実していないのが実情である
ライセンス面ではLADSPAのヘッダーファイルはLGPLが適用されている。これは即ちプラグイン全体がLGPLとなったりソース公開が必要となる訳ではなく、LGPLとは異なるライセンスのプラグインを作る事が可能な環境ではあるが、LGPLの解釈自体が割合複雑な事もあり、ノウハウのかたまりであるプラグインのソースを保護したいと考えているデベロッパーには手をだしにくい状況であると言える