横幅が19インチのラックの事であり、ラックマウント型のアウトボードなどを納めるために使用される。このラックの規格 (TIA/EIA-310-D) は米国の業界団体、EIA が定めたものであり、「EIA ラック」などとも呼ばれる
収納する機器の横幅を19インチ(482.6mm)、高さは1.75インチ(44.45mm)を「1U(ユニット)」とする。奥行きについては特に定められていないため、ラックと機器の組み合わせによっては収納できない場合もある
なお、日本の工業規格である JIS ではかなり近いが異なるサイズのラックが規格化されており、こちらは横幅480mm、高さ50mmとなっていて互換性はない。これも横幅がほぼ19インチであるため「19インチラック」と呼ばれる事があるが、混同を避けるため「 EIA ラック 」「 JIS ラック 」と呼び分ける事もある
音響関連機器の場合、通常 EIA 規格のラックが使用されているが、放送関連機器などで JIS 規格のラックが使われている事がある